2016年6月28日火曜日

福山市の浸水被害と保険

先日の大雨により福山市内でも広範囲に及ぶ浸水被害がありました。死亡者がいなかったのは不幸中の幸いですが、被災された方々には謹んでお見舞い申し上げます。

私の自宅は無事でしたが、近所でも堤防の決壊や浸水被害がありました。福山はこれまで大規模な自然災害は少なかったので、驚きも大きかったと思います。

浸水や土砂災害により住宅に損害が生じた場合、火災保険で「水災」の補償を付けていれば保険金支払いの対象となる場合がありますが、「床上浸水または時盤面より45cmを越える浸水を被った場合」、あるいは「保険価額の30%以上の損害が生じた場合」などと支払いの条件は各保険の約款で決まっています。

また、支払い対象になった場合でも損害額が100%補償されるとは限りません。旧来の「住宅総合保険」等の場合、最大でも「損害額×70%」(契約金額×70%が限度)までしか補償されません。

そしてそもそも保険料を安くするためにあえて「水災」の補償を外して契約している場合があります。高台の住宅地で裏手に山などもなく、浸水被害はまず考えられないという場合はよいのですが、実際には川や山の近くでも「今までこの地域で洪水や土砂崩れはなかったから」と水災を外しているケースがあります。

しかし最近は「数十年に一度」と言われる大規模な自然災害が各地で毎年のように発生しており、そのたびにご高齢の方がTVのインタビューに答えて「○○年この土地に住んでいるけどこんなことは初めて」と話しているシーンを見掛けます。経験で判断するのはリスクがあるかもしれません。

今回、住宅だけではなく冠水してしまった車も多く見掛けましたが、車の浸水被害については自動車保険に「車両保険」を付けていれば補償の対象になります(「エコノミー型」・「車両危険限定」でも対象になります)。

集中豪雨、台風、地震・・・自然災害はコントロールすることができません。今回の災害を受けて「加入している保険の内容を確認してほしい」というご相談もいただいています。同じように不安や疑問のある方はお問い合わせください。