2016年4月19日火曜日

地震保険について

このたびの熊本地方の地震により被災された皆様には謹んでお見舞い申し上げます。一日も早く復旧されますよう心よりお祈り申し上げます。

万が一地震によって住宅が損害を受けた場合に補償を受けられるのが地震保険ですが、地震保険の保険料率は地震(被害)予測に基づく危険度に応じて1等地から3等地までの3区分に分けられています。

熊本県はその中で最も危険度が低い1等地に区分されていますが、今回の大地震であらためて地震予測の難しさを感じました。中国5県も同じく1等地に区分されており、備後地域では地震や自然災害に対する人々の意識がやや低いように感じられますが、この地域でもいつ何があるか分かりません。

実際に被災したとき、まず何よりも大切なのは「命」ですが、被災後の生活にはどうしても経済的な問題も生じてきます。特に地震により住宅を失ってしまった場合、住宅ローンの支払いが残っていれば二重ローンになりかねません。

地震保険の保険金額は火災保険の保険金額の30~50%で設定する必要があり(さらに建物は5000万円、家財は1000万円が限度)、全損であっても100%の補償を受けることはできません。また地震保険単独で加入することはできず、必ず火災保険とセットで加入しなければいけません。

このような制約はあるものの、2000万円の住宅を失ったときに、地震保険に加入していて1000万円の補償が受けられるのと、加入していなくて何の補償も受けられないのでは大きな差があります。住宅ローンを組むということは長期で大きな債務を負うことであり、確実に返済するための備えは大切です。

尚、地震保険の保険金支払いにおいては損害を「全損」「半損」「一部損」の3つに区分し、それぞれ保険金額の100%、50%、5%が支払われることになっています(2017年1月1日以降は4区分に細分化の予定)。

地震保険料については2014年に全国平均+15.5%の引上げが実施されましたが、最新の地震被害予測シミュレーションによるとさらに+19.0%の引上げが必要で、今後3段階に分けて引上げを行っていくと損害保険料率算出機構が発表しています。その1回目として2017年1月より全国平均5.1%の引上げが予定されています。

地震保険に未加入の方(特に住宅ローン返済中の方)はいまいちど地震保険についてご検討されてみてはいかがかと思います。